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賃貸住宅 部屋探しのポイント

4 物件の下見・入居の申し込みまで
1 必ず騒音をチェックする
物件を下見するとき、騒音のチェックは念を入れて行いましょう。
週末の昼間に物件を下見する時は特に要注意です。
例えば、平日は近隣の工場や学校が出す騒音がうるさいが、週末は静かという事もあります。
また昼間は静かでも、夜になると近くの幹線道路の騒音が響く事もあります。
できれば物件に入居を決める前に、昼と夜、平日と週末、のように2回以上は現地でチェックしたいものです。
2 日照のチェックも忘れずに
物件を下見するとき、窓がどの方角を向いているかという点は意外にチェックしにくいものです。
よく言われるように、東向き、南向きが、日当たりの良い方角ですが、下見の際に方角を正確に知るのは難しいので、下見の後に住宅地図で部屋の向きをチェックすることをお薦めします。
また、東向き、南向きの窓がある部屋でも日当たりが良いとは限りません。
部屋に接するような建物が隣にあるケースも多いでしょう。
また、少し離れたところに高いマンションなどがあり、カーテンを開けると部屋の中が見えてしまうケースもあります。
下見の際に、実際に窓の外を見て、周囲の状況をチェックしてください。
3 部屋の広さは自分の目で確かめる
賃貸広告では部屋の広さを「平米数」では表示せず「帖数(畳の枚数)」で表示している広告が多く見られます。
1帖の広さは、不動産広告の基準によって「1.62平米〜1.65平米」と決められています。
物件の下見の際には、この基準をもとに、部屋の広さを自分の目でチェックしてください。
またこの時にタンスやベッドといった持ち込む家具の大きさなども確認しておくと良いでしょう。
4 建物の管理状態で入居者の質が分かる
物件の下見をする際、建物の管理状態が良いかどうかチェックしてください。
ゴミ捨て場・駐輪場の使い方や、廊下・階段の清掃の様子などを見れば、きちんと管理されているかどうかが分かります。
建物の管理状態が悪い物件では、入居者の生活態度も悪い事が多いようです。
管理状態が悪いのは管理会社がしっかりしていない証拠です。
入居してからほかの入居者に悩まされないためにも、管理状態のいい物件を選びたいものです。
5 周辺環境は歩いてチェック
物件を下見する際、物件の周辺をできるだけ歩いて、自分の目で環境をチェックしてください。
特に重要なのは、騒音や悪臭のチェックです。
例えば物件のすぐそばで、うるさい犬のいる家を見つけたとしましょう。
この物件に入居すれば、早朝に犬の吠える声で悩まされるかもしれません。
同じように、住宅地の中にある小規模な工場なども要注意です。
また、悪臭もチェックしましょう。
例えば、物件の裏手の川から悪臭がするというケースもあります。
こうした物件の欠点は、入居してはじめて判明する事が多いのですが、入居してから後悔しないためにも、周辺環境を歩いてチェックするべきです。
6 バス便の時は終バスの時間もチェック
バス便の物件では駅前のバス時刻表で終バスの時間をチェックしておきましょう。
終バスが夜10時頃に駅を出てしまう地域も多いからです。
さらに、できれば夜間にタクシーにすぐ乗れるかどうかも確認しておきたいものです。
タクシーの状態は、不動産会社の営業マンに聞いても分からない事が多いので、実際に夜に現地に行って確認するのが確実です。
7 夜道が安全かどうか
女性の場合は駅から物件までの道が夜間も安全であるかどうか、忘れずにチェックしてください。
朝や昼間は人通りが多くても、夜間になると人通りがなくなるような道が住宅地では多いからです。
もしも駅までの最短経路が、夜になると人通りがなくなるような場合には、より安全な経路を自分で考えて、その経路を実際に歩いて見てください。
8 入居申し込みは「契約」ではない
物件を下見して気に入った場合、不動産会社に「入居申込書」を提出する事になります。
この入居申込書の書式は不動産会社によってまちまちですが、住所、氏名、年齢、職業、年収などを記入する書式になっています。
ここで注意したいのは「入居申込書」は、あくまで入居する「意思を確認」するだけの書類であって、「賃貸借契約書」ではない、という事です。
したがって、入居申込書を提出した後でも、入居申込みをキャンセルする事が可能です。
提出する前に、この点を不動産会社に再確認しておくとよいでしょう。
ただし、軽はずみなキャンセルは不動産会社に迷惑をかける事になるので、申し込みはくれぐれも慎重にしてください。
9 入居申込書の役割
不動産会社が用意している「入居申込書」には、住所・氏名・年齢・職業・年収・保証人の氏名などを記入する欄があるのが一般的です。
こうした細かい事項を記入する理由は、不動産会社が家主にその内容を知らせる必要があるからです。
つまり、入居申込書は家主がOKを出すかどうかを決める重要な書類です。
入居者としてはできるだけ詳しく記入した方がよいでしょう。
ただし、申し込みの時点では、まだ保証人を誰にするか決まっていない事が多いと思われます。
この場合は、不動産会社にその旨を告げて、保証人になる見込みの人を記入しておくのがよいでしょう。
10 入居審査で落ちる事もある
家主は入居希望者が提出した「入居申込書」をもとに、その希望者を入居させるかどうか判断します。
これを「入居審査」と言います。
入居審査にかかる時間は大体1週間ぐらいです。
この入居審査で家主が入居をOKしないケースもあります。
家主から見れば、自分の財産であるマンションやアパートを他人に貸す訳ですから、経済的に安定している人や、生活上のルールを守る人に部屋を貸したいと考えるのは、当然の事と言えるでしょう。
11 預り金を支払う時は注意する
物件を下見して気に入った場合、入居申込書を提出する際に数千円から家賃の1ヶ月分ぐらいの金銭を不動産会社に預けるケースがあります。
この金銭は「預り金」「申込証拠金」「申込金」などと呼ばれています。
金銭を預けた場合、これは「借りたい」という意思表示を行ったに過ぎず、契約の優先権を確保した訳ではない事に注意しましょう。
つまり預り金を不動産会社に預けても、家主の承諾がなければ契約は成立していないとみなされます。
もっとも、契約の成立、不成立にかかわらず、預り金は返還されるものですが、念の為にその事を明記した預り証を受け取りましょう。
12 入居申し込みはキャンセルできる
入居申込書を提出しただけの時点では、まだ「賃貸借契約を締結した」訳ではありませんから、入居希望者は入居申込みをキャンセルする事ができます。
もし、数千円から家賃の1ヶ月分ぐらいの金銭を「預り金」「申込証拠金」「申込金」などの名目で、不動産会社に預けていた場合であっても、入居申込みをキャンセルすれば、この金銭は全額戻ってきます。

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